古い体質の保育園は大変でした。今はやりがいある園です。｜保育士.netの口コミ

短大卒業後、埼玉県郊外の団地街にある保育園に就職しました。実家から近いということもあり好立地だったことと都会のように窮屈さを感じない広々と自然豊かな位置にあり穏やかな雰囲気の園庭が気に入ってました。

しかし、人間関係は穏やかではありませんでした。とにかく園長先生が厳しいのです。その保育園は園長のお父様の代から続いている比較的古めの保育園でした。70歳近い大ベテランの園長のやり方は徹底しており周りの若手の意見など聞く耳も持ちませんでした。

例えば、その園では自分や他の保育士の住んでいる場所や誕生日や出身地を園児達に言ってはいけなかったので子供たちとは常に一線を置いて接しないといけない緊張感がありました。他にはお泊り保育では一切私語厳禁でしたので楽しそうにはしゃごうとする子供たちを常に叱らなければならなかった事が辛かったです。

他にも厳格なルールはたくさんあり、中には辛くて辞めてしまう先生も多く入れ替わりの激しい園だったことを1年目にして初めて知りました。それでも3年間は我慢して続けましたがこのまま古い考えに押さえつけられても良くないと思って転職をすることにしました。

転職してみて驚いたことはほとんどが先生達で決めるということ。今まではトップから降りてくることをどうやって実現するかに必死になっていましたが、今は真逆で、何をやるかを考えなくてはいけません。大変ですが以前よりもやりがいを感じることができています。

どういう保育園がいいかは人によって違うと思います。でも私は言われたことをやる保育園の方が働き甲斐がありますし、仕事が楽しく感じます。転職するだけでここまで環境が変わるとは思ってみなかったので驚きました。

保育士.netの担当の方にもいろいろ相談に乗って頂いて感謝しています。