大阪市の保育士不足問題は深刻と言われています。森友学園のように虚偽の申請をして国から援助金をもらっているなどは論外ですが、保育士を確保したくても、保育士がいなくて確保できないために、受け入れ人数を減らさないといけない保育園は増えてきているのです。
全国トップの京都府は約385万円、大阪府は全国平均の約309万円よりは高く、約346万円となっています。
1位 京都府:385万円大阪市は保育士不足に対して大幅に保証を手厚くして集めるなどの措置はとっていませんので途中で保育士から一般職に移ってしまう人も意外と多いんです。(ちなみに東京都は補助金を最大44,000円/月アップさせる施策を実行しています。)
今後、大阪府では保育士を増やそうとする施策を立てて行くとは思いますが、全体的な保育士給与アップ施策というよりは限定的(保育士になって○年以内、他地域から転職をしてきた保育士対象)な対応を優先させると考えられています。
これは大阪に限ったことではないですが、一般職の同世代と同じぐらいの給与体系にならないと本当の意味での保育士不足は解消されないでしょう。
大阪府は常に求人倍率が2倍以上をキープしています。これは慢性的に保育士が足りていないことを示しています。また大阪市は保育士の人数が足りないことから受け入れる子供の数を減らしており、今後もさらに保育士不足、待機児童の問題は深刻化していくでしょう。
全ての仕事の求人倍率が1.45倍ですので、保育士がいかに足りていないかが分かります。
特に保育士の採用は全国的にも深刻でなかなか正社員の採用が厳しいために、派遣やパートなども積極的に採用していますし、多少のワガママなら保育園側が妥協をしてくれることも多々あります。そういった面では産休・育休明けの条件が狭い方でも働ける正社員などで働ける可能性があるのです!
また、転職する保育士の立場が上の為に給与などの交渉もしやすく、多少であれば上乗せされることもあります。
平成29年度の大阪府の保育所の数は1,837施設(前年より147増加)となっています。大阪市では611施設、前年より35施設増加しましたが機児童数に関しては前年度が273名に対して今年度は325名と増えています。
大阪市全体の人口はさほど変わりはありません。保育園希望者の数は変わらないが保育士が足りていないために受け入れられる人数が限られてしまっているというわけです。
待機児童の問題はまだまだ解決されないでしょう。
待機児童が少ない地域の方が定員割れが起こり余裕があると言われていますが、大阪市の場合は待機児童が多い区も少ない区も大して違いがありません。
ですからもし、定員数ギリギリな保育園よりかは園児数が少ない方がいいと言い方は、北区や中央区などのオフィス街にある保育園をチェックしてください。周りに住宅がないために常に定員割れを起こしている保育園があります。
また平均所得が高い区とそうでない区では『親のタイプ』も違います。
あくまでも傾向なので絶対とは言えませんが、所得が高い家庭の子供の方が親御さんが文句言ってくるケースが少ないことが多いとか。(逆に昔から住んでいる人が多い地域の方がモンスターペアレントが多い可能性も?)
大阪市は保育園の数も多いですし、保育士側が『どんな保育園で働きたいか』という軸がしっかりしていれば、希望に近い保育園を見つけることはそう難しくはありません。
ただ、自分ひとりで転職活動をしようとすると情報不足で失敗する可能性も高くあります。
失敗しないためにも転職サイトのアドバイザーを上手く利用することが大切です!