ここ数年で徐々に広まってきている『ブラック保育園』という言葉。言葉は聞いたことあるけど、実際何がブラックなの?と疑問に思っている保育士も多いのではないでしょうか?
また転職する時、どんな求人に気を付けた方がいいのかなど業界人しか知らない情報をお伝えします。
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実際に働いている保育士はどんな部分をブラックと感じているのか…投稿された口コミを元に解説していきます。
ブラック保育園と呼ばれている中で最も多いのが『保育士がすぐにやめてしまう』ことです。口コミ書いてくれた方のように最近入ってきた人がどんどん辞めてしまう環境はブラックと言えるでしょう。園児50名ぐらいの小規模保育園で年間5名以上辞めていたら確実にブラック保育園です。
働く環境に関してはいくら保育士が改善しようと思ってもなかなか解決できるものではありません。上層部に駆け寄ったところですぐに改善できるものでもないですし、そんな環境の中で良い保育ができているのかは疑問です。
実際に働いている時間を管理していない保育園は有無を言わずブラックです。大手の企業が運営している保育園には少ないですが、一族経営をしている利益優先の保育園ではありがちな話です。働いた分の対価をもらうのは当たり前のことですから先生達と団結して交渉するのも1つの方法です。
これもよく言われている話です。運営している会社や団体は利益優先になりがちで、削れるところはとことん削るタイプの保育園です。こんな状況で働く保育士の満足度が高いわけがありません!
保育園の根本的な考え方を変えるのはなかなか難しいのが現実です。大きな会社が運営している場合はあまり見受けられないことですが、利益を追い求めている親族経営の保育園などには要注意です!
◆保育士はうつ病になりやすい職業No,1だった…その実態とは?
保育士は限られた空間で仕事をする上に女性が多い世界のためにイジメなどが起きやすいのです。またイジメにあっても抜け出せずうつ病などに発展してしまう保育士は少なくありません。
イジメなど悪質な問題で悩んでいるなら転職することをオススメします。こういう問題は解決しにくいですし、環境を変えることが一番早いんです!どこの保育園も年中人手不足状態にあるので、働きやすい職場を見つけることなんて大して難しくありません。
実は派閥がある保育園は意外と多く、はっきり分かれていなくてもなんとなく○○派となっているぐらいは誰もが1度は感じたことあるでしょう。ただ、ひどくなると口コミの方のように「飲み会に誘われない」「昇進・昇給できない」「ボーナスに反映されない」などに発展してしまうこともあり得ます。
業務や査定に響かない程度であれば問題ありませんが、支障がでてきてしまうようになると保育士がストレスに感じてしまうことは多いでしょう。
例え、雇われ園長であっても経営者は現場にはいないために、保育園での実質のトップは園長になります。ボーナスの額を決められるのも園長のケースが多く、嫌われている保育士の査定が低くなることは十分あり得ます。
まず会社が運営している場合は本社のエリアマネージャーなどに相談してみましょう!親族が園長などの場合は回避がとても難しいために、園長に好かれるようにするか、現状を我慢するか、転職するかを考えてみた方がいいでしょう。
確かに1人の保育士を採用するのに時間もお金もかかりますから引き留めるのも分かりますが、でもまずは保育士が辞めない環境を作るべきです。自分たちの都合のいいようにしか考えない保育園がブラック保育園の特徴です。本当に良い保育園であれば働いている保育士のこともしっかり考えてくれるはず…
人間関係で悩んで解決するのが難しかったら転職も考えましょう!保育園なんていくらでもありますし、ストレスだけかかるような保育園にはいる意味はありません!
まずはハローワークだけでの転職はオススメしません。なぜかというと…ブラック保育園の求人が紛れ込んでいるからです!
ハローワークの求人票に「職場の雰囲気が良くて高時給!残業ほぼなし」なんて誘い文句を見たことはありませんか?
しかし実際に入社してみると、給料は安いし、残業代もつかない、働く環境も悪くて保育士が辞めていく…なんてことは珍しくありません。
ハローワークには「保育士は随時募集しています」と申請しておけばずーーーっと求人を出し続けることができるんです。
ハローワークは無料で掲載ができる上に掲載する基準も厳しくありません。雑誌の求人も審査はないので全く同じ!1回の掲載で1万円程度で募集できるので、転職サイトよりも圧倒的に安く保育士を募集できるんです。
◆ハローワークを使うと失敗する4つの理由はコチラ >>
これは求人誌などもハローワークと同じことが言えます。求人誌などは掲載料はありますが、審査はありません。お金さえ払えば保育士を募集することができてしまうのです。
情報が少なければ少ないほどブラック保育園だと気づかれにくいのです。保育園側は面接さえ乗り切ってしまえば保育士を採用できてしまいます。ですから保育園の情報がしっかり掲載されている転職サイトが一番オススメできる方法です。環境が悪いブラック保育園は審査の段階で引っかかってしまうために掲載すらできません!
きちんとした会社が運営している転職サイトは掲載基準も厳しい!
資本金や保育園運営会社はもちろん、職場の環境、保育士の出入りまでも審査の基準になります。要はブラック保育園は自動的に弾かれる!という仕組み。掲載基準が厳しいからブラック保育園や釣り求人なんてありません!
これだけははっきり言えます。
ブラック保育園で我慢しながら働いていても何もいいことはありません。
環境を変えるように動ければいいですが、今までの経験上、『保育園の体質』が変わることはまずありません。 今の時代、保育士が転職するのは難しくありませんし、環境を変えて新たにスタートした方がいいことだってあります。
自分で判断がつかない場合は保育事情を熟知している転職サイトのアドバイザーに相談してみましょう!同じような悩みを抱えている保育士の転職もサポートしていますし、相談をするだけでもOKです!客観的な立場からアドバイスをくれるでしょう。
ブラック保育園の定義は人によって違います。問題ないと思う保育士もいれば、私にはブラックだと感じてしまう保育士もいるでしょう。ですから少しでもおかしいな?働きにくいな?と思ったら相談してみてください。
転職するしないは抜きにして、転職サイトのアドバイザーは状況をヒアリングして保育士1人1人にあったアドバイスをしてくれるはずです!
もしかしたら「転職しないで今の場所で頑張った方がいい!」と言われるかもしれません。それでも相談してみる価値があるのが転職サイトです。
◆マイナビ保育士
◆保育ひろば
この2つの転職サイトは転職の利用者からの評判が良いので登録しておいて間違いありません。
また利用者のリアルな口コミを参考にするのもとても重要になってきます。実際に転職した人が何を便利だと思ったのか、どんな部分が気に入らなかったのか赤裸々に書いてありますので転職の参考になること間違いなしです。