求人をみつける方法は色々あります。何故転職サイトがいいのか詳しく解説していきます。
まずはハローワーク。各自治体が運営していますし、全てのサービスが無料で使えるので利用している人も多いのが現状です。しかし、注意をしないといけない点が多くあるんです。
ハローワーク | 転職サイト | |
---|---|---|
求人紹介 | ハローワークまで行く | ネットからエントリ―できる |
求人の量 | ◎ | ◯ |
求人の質 | △ | ◎ |
情報量 | × | ◯ |
サポート | △ | ◎ |
手間 | かかる | かからない |
転職サイトと比べると求人は多いですが、サポートはしてくれませんし求人の情報も大して詳しくありません。また、転職サイトが扱わないような『ブラック保育園の求人』もハローワークの中には存在しています。
転職サイトの場合は転職のプロが徹底的にサポートしてくれますので、職場環境の悪い保育園にあたる可能性はかなり低くなります。
また『どれぐらい工数がかかるか』もしっかり理解しておいてください。ハローワークの場合は求人の検索から、履歴書の送付、面接日程の調整まですべて自分で行わなければいけません。ハローワークはあくまでも全国の求人を抱えているだけでその他は何もしてくれません。
転職サイト側は求人検索~入社にあたっての条件交渉までフルサポートをしてくれるのが特徴です。自分にかかる工数をできるだけ減らしたい人は転職サイトを使ったほうが圧倒的に有利なんです。
駅や町中にあるフリーペーパーの中にも保育士募集の求人は時々あります。
求人誌 | 転職サイト | |
---|---|---|
求人紹介 | 求人誌で探す | ネットからエントリ―できる |
求人の量 | × | ◯ |
求人の質 | × | ◎ |
情報量 | × | ◯ |
サポート | × | ◎ |
手間 | かかる | かからない |
求人誌はハローワーク以上にオススメできません。保育士の情報がまとまっているわけではありませんし、そもそもの数も少なく、情報も給与と時間と一言ぐらいしかありません。
これはインターネット上でも同じことが言えます。アルバイト求人サイトはいくつもあり、保育士の正社員や契約社員の求人も載っていますが、あくまでも求人サイトなので求人数が少ない上に薄っぺらい情報しか掲載されていません。
意外と多いのが人からの紹介です。
紹介 | 転職サイト | |
---|---|---|
求人紹介 | 直接 | ネットからエントリ―できる |
求人の量 | ― | ◯ |
求人の質 | ― | ◎ |
情報量 | ― | ◯ |
サポート | ー | ◎ |
トラブル | 多い | 少ない |
紹介はトラブルになる可能性が最も高いんです。
紹介者は来てほしい為に良いことを並べる傾向にありますし、紹介者も基本は保育園内部の人間です。職場が合わなかった、環境が違ったなど働き始めて違和感が出る可能性が高いのが紹介です。
仮に、辞めるとなったら紹介者と疎遠になること間違いなしです!
転職サイトは登録しないとサポートが受けられないので全く意味がありません。逆に登録をした人はその人にあった求人を探してくれるところから、先方への紹介、履歴書の書き方、面接の設定、面接後のフィードバック、条件の交渉まで転職で面倒だといわれることをアドバイザーが行ってくれるんです。
同じような悩みを持った保育士を何人も相談に乗ったり、転職のアドバイスをしていますので頼りになること間違いなしです。しかもアドバイザーは担当する地域の保育園状況は常にチェックをしているので地域事情に詳しいんです。
非公開求人は転職サイトに登録をしないと紹介されません。各転職サイトによって抱えている非公開求人は違いますが、どこも条件が良いモノを抱えているケースが多いんです。非公開求人を知らないまま転職をするなんてもったいない!
転職サイトを利用するときに意外と見落としがちなのがアドバイザーとの信頼関係です。私がサービスを利用してあげているんだからちゃんと紹介しなさいよ!という高飛車タイプは相手にされなくなるでしょう。
転職サイトのアドバイザーは善意でサポートをしてくれているわけではありません。ビジネスで保育士さんたちの転職をサポートしているので、「この人は紹介してもメリットがないな…」と思われてしまったら紹介されなくなるでしょう。
厳しいかもしれませんが、登録者はどんどん増えるので見切った人には用はないのです。
逆にいうと、しっかりコミにケーションが取れていて、アドバイザーに気に入られればどんどん動いてくれるはずです!きちんと折り返しの連絡をする、提出期限を決められたものを守るなど基本的なことを怠らなければ好かれるはずです。
相手も人間ですから好きな人のために頑張ろうという気持ちを持つのは当たり前なんです。
転職サイトを2つ以上の登録を進める理由は、比べる方が圧倒的に有利に転職活動ができるからです。
転職サイトがいくら便利だからと言っても担当者によっては微妙なアドバイザーがいたり、無理やり押し込んでくることも絶対にないとは言い切れません。また小さな会社が運営する転職サイトは売り上げ第一に考えているところも多く、求職者側に立たないアドバイザーがいる可能性もあります。
そういう時に比べられるものがあれば簡単に選ぶことができます。
担当者の質、紹介される求人の質、アドバイザーの相性などもとっても重要になってきます。
また、転職サイトは1つのサイトで1つの仕事しか進めることができません。ですから面接が終わって1週間後に「不採用」になった場合に多くの時間がムダになってしまいます。
時間を有効的に使うためにも同時並行しながら転職活動をした方が圧倒的に有利です!
口コミは実際にそのサービスを利用した人が書くものです。もちろん満足している高い評価の口コミを参考にするのも大事ですが、評価が悪い口コミの方が具体的に書かれているケースが多いんです。
「アドバイザーが全然紹介してくれなくて…」「こちらから連絡したのにメールが2日後だった…」人間良いことの感想を書く時よりも悪いことの感想を書くときの方が具体的に書く傾向にあります。
ですから悪い口コミを読んでみて、許せるポイントか許せないポイントかを判断して転職サイトを選ぶと間違いが少ないといわれているんです。
この3つのポイントのうち最も重要なのが『③の安心できる会社か』どうかということ。もっと簡単にいうと大手の会社を選んだ方が間違いがないと断言できます。(特に転職サイトを利用するのが初めての方は要注意!)
なぜ大手の会社なのか…
保育業界で名が知られている会社の方がその地域の保育事情に詳しいんです。
また小さい会社の方が『売り上げ第一』と考えている傾向にあり、無理やり押し込もうとするケースも少なくありません。
保育士の転職サイトは30以上あると言われているので、この担当者詳しそうじゃないな…微妙だな…と思ったら他の転職サイトに登録すると良いでしょう。
この2つが当てはまった場合には注意をしてください。
なぜかというと転職情報を載せているだけというサイトの可能性が高いです。要はアルバイトの求人サイトと同じで、情報だけ提供しているだけで、地域に強いアドバイザーは存在しません。
条件だけで転職先を決める人であれば問題ありませんが、働く環境や人間関係、園の方針などを重視したい人はこういった特徴のある転職サイトは避けた方がいいでしょう。
希望する地域の質問をして答えに困るようなアドバイザーはあまり信用しない方がいいかもしれません。
紹介されない、もしくは紹介されなくなった場合には必ず理由があります。
条件が厳しすぎるなどでアドバイザーから「この人には紹介しづらい」と思われてしまった、スキルや経験が不足している、希望する地域に詳しくないなどが上げられます。
そういう場合はそこの転職サイトは見切りをつけて他の転職サイトに登録しましょう。
転職サイトはいくつもありますし、紹介されない転職サイトでいくら粘っても紹介が増えることはまずありません。こちら側が見切りをつけることも大切なんです。
あと、最初の条件ヒアリングで「転職時期はいつですか?」という質問に対して「半年先、1年後」など返答すると紹介されなくなるので注意をしてください。転職サイト側も忙しいので、できるだけ早く転職をする人を大事に扱う傾向にあります。
転職サイトは上手く利用すれば自分でやるよりも手間がかからず、希望に近い保育園を見つけることができます。転職サイトのアドバイザーは転職に詳しいプロなので頼ることは大事ですが、言われたこと全てを鵜呑みにするのはキケンです。
どういう保育園で働きたいか、自分がどういうキャリアプランを歩みたいな(どうなりたいか)など転職の軸をしっかり持ったうえで転職活動をすると上手くいきやすいです。
また、転職サイトは情報収集するためのツールとしても使えますので、アドバイザーに悩みを聞いてもらうことや同じ地域の他の保育園がどういった条件で働けるのかなど賢い使い方もできます。
特徴さえ理解すれば役立つツールになるので是非チェックしてみて下さいね!
◆マイナビ保育士
◆保育ひろば
この2つの転職サイトは転職の利用者からの評判が良いので登録しておいて間違いありません。
また利用者のリアルな口コミを参考にするのもとても重要になってきます。実際に転職した人が何を便利だと思ったのか、どんな部分が気に入らなかったのか赤裸々に書いてありますので転職の参考になること間違いなしです。