病児保育士の人気上昇!給与、仕事内容、メリットデメリットは?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
「病児保育士の人気上昇!給与、仕事内容、メリットデメリットは?」
「病児保育」に興味があるんだけど…。
つい最近「病児保育」をテーマにしたドラマが放送されておったな。保育士さんの間でも話題になったし、何よりお陰で世間一般に広く認知されたな。
病気になった子どもをケアするのは保育士さんにとって重要な仕事、それを専門で行うことは並大抵のことではないと思ってるわ。
病気になってしまった子どもは回復するまで専門の施設で預かってしっかり元気になってもらわないとな。

共働きで子供が病気になった時でも仕事を休めない、しかも流行の感染症などであれば今預けている保育園にはなかなか預けづらい…。そういったときの為に「病児保育」を行っている施設があります。病院や保育園に併設されていることがほとんどですが、通常の園のような集団生活の場ではなく、治るまで一時的に病気の子どもを預ける場所です。

つい先日、この「病児保育」をテーマにしたドラマが放映されたことで保育業界はもちろん、世間一般にも広く認知されるようになりましたが、では実際「病児保育」の現場はどのようなものなのでしょうか? 

目次タイトル

病児保育とはどんなもの?

プランテル商品
「病児保育」といってもその保育のしかたは色々あるぞえ。
「どこで保育するか」、「医療の知識は必要なのか」、「資格はいるか」、そして「お給料はどのぐらいか」、いろいろ知りたいわ。
では、順を追って説明しよう!

病児保育の現場は大きく分けて3つ!

プランテル商品
まずは「どこで働いているか」じゃ。病気の子どもを看るにはそれ相応の施設があるんじゃよ。

 「病児保育」の現場は大きく分けて3つ。それぞれ子どもの病気の具合によって、また病状の進行状況によって預ける場所が変わってきます。

医療施設併設型
 病院や医療機関に併設されている施設。現在感染症や、重篤な病気を患っている子どもを、回復するまで預かります。医者や看護師が常駐しているので不測の事態にも迅速に対応。
保育園併設施設
 回復はしているけれど、感染などの危険を考慮して集団生活を避けるべき子どもや、体調不良を訴える子どもを一時的に預かる場所。子どもが「休養」するための施設です。
訪問
 病気の子どもの自宅に保育士や医者が直接訪問。子どもにとっては安心してリラックスして療養でき、なおかつ外出や移動のストレスを与えずにケアができます。

このなかでもっとも求人数が多いのは「医療施設併設型」じゃな。

「病児保育」の現場は大きく分けてこの3つ。いずれも厚労省の「乳幼児健康支援一時預かり事業」として国の支援を受けている事業です。

施設の特徴としては限られた部屋数で行っているので基本的に全年齢同じように看る「混合保育制」。対象となる子どもの年齢はおおむね10歳未満です。

業務内容は?

「医療」とはどうかかわるの?お医者さんや看護師さんのように医学の知識が必要なのかしら?
知識があるに越したことはないが、役割としては子どもたちに「治療に臨む気持ち」を持たせること。医療面で深くかかわることはないぞよ。
なるほど、子どもたちに「心のケア」をするのね。
さよう、たとえお医者さんがお薬を出してくれても子供たちが飲もうと思わなかったら治らん。「病気を治そう!」と子どもたちに思ってもらうようにサポートするんじゃ。

「病児保育」においての保育士さんの役目は、子どもたちにリラックスしてもらいつつ、「病気を治す」という気力を育ててあげることです。治療に伴う心身的なケアが主体なので、お医者さんや看護師の方と連携とりつつ保育を行いますが、医療にに直接かかわることはあまりありません。

また、多くの施設が土日祝日休みの場合が多く、イベント行事も少ないので比較的残業が少なく、休日を確保できます。

給料は?

そして給料面ね。 
一概には言えんがおおむね「通常の保育園と同等のお給料」と言われておる。

「病児保育施設」での給料は資格の有無や施設の規模にもよりますが、おおむね「通常の保育園と同等のお給料」と考えていいでしょう。しかし施設は病院や保育園の収入から施設を運営しており、なおかつシステム上、預かる子どもの数が前日までわからないということもあり経営自体は非常に不安定です。

 保護者からのニーズは増える傾向にありますが、その反面どこも経営難でなおかつ施設の数が少ないということを念頭に置くことが賢明です。

病児保育をするためには

プランテル商品
じゃあ、実際に「病児保育」に携わるにはどうすればいいのかしら。
フォフォフォ。それでは知っておくべき内容について教えていこう。

「資格」はいるの?

仕事柄、専門的な資格が必要なのかと思いがちじゃが、実は「保育士資格」さえあれば誰でも働くことができるんじゃよ。
そうなのね!
しかしもちろん持ってたら役立つ、そして優遇されるべき資格はある。
病児保育にまつわる民間資格
・認定病児保育スペシャリスト
・認定病児保育専門士
・医療保育専門士
・ベビーシッター
・チャイルドマインダー

この3つは持っておいて損はなさそうね。どうせやるならしっかり知識を身に着けて子どもと向き合いたいもの!
知識もそうじゃが何より履歴書に書ける資格があるのは大事じゃな。

「病児保育」をするにあたって「保育士資格」があればだれでも携わることができますが、上記の資格を持っていれば採用の面では施設にとって大きな判断材料になるでしょう。

また、資格によって知識として得れる分野が変わります。例えば子どものライフスタイルに合わせてメンタルケアを身に着けたいのであれば「医療保育専門士」、知識やスキルなど専門性を高めたいのであれば「認定病児保育専門士」など。

ただし、施設の経営状況によっては収入や待遇面の向上に直接影響があるとは限りません。なお、上記の資格にはそれぞれ勤続年数や講座の受講の有無、現在勤務している施設長からの推薦などの「受験条件」があるので、受ける際には事前に確認しておきましょう。

メリット、デメリットは?

普通の保育園とは少し違うから、メリット、デメリットも変わってくるわよね。  
そうじゃな、では「病児保育」ならではのメリット、デメリットをざっと紹介しよう。
メリット
・土日、祝日休みの場合が多く、残業が少ない
・年間行事、イベントが少ない
・室外保育が無いので体力面での負担が少ない
・子どもひとりひとりとしっかり向き合える
・日々変化が多く、気持ちをリセットできる
・子どもを支える立場として、充実感を感じる
デメリット
・命に関わる仕事なのでプレッシャーが大きい
・毎日預かる子どもが変わる
・非正規雇用が多い
・医師との連携が大変
・感染症の流行時は忙しい
・環境の変化に素早く順応が必須(訪問型)

ざっとこんなもんかの。
業務時間はある程度定まってるようだけど、気持ちや環境面に関しては捉えようによってはメリットにもなり、デメリットにもなるわね。
業務上、命を預かっているし、なおかつ勤務先や子どもの入れ替わりが激しい。それをどう捉えるかは保育士さんの気持ち次第じゃな。

 「病児保育」は時と場合によっては「命」に関わる局面と向き合わなくてはいけない仕事です。その子どもにとって大事な瞬間に携わることを「やりがい」や「使命」と感じるか、「プレッシャー」と感じるかは保育士次第です。

また、「日々の変化」も避けては通れないものです。訪問型だと毎日違う家に訪問しますし、施設で働いていても預かる子どもは毎日違います。この変化を「毎日気分を入れ替えて仕事できる」と感じるか、「毎日の変化に順応することが大変」と捉えるか、これも保育士次第です。

求人数は多いの?

求人数って多いの?
残念ながらあまり多くはないな。勤務地も都心以外はあまり無いのが現状じゃ。
でもニーズは増えてるんでしょ?
その通り。保護者からのニーズもそうじゃが、実は今、病児保育施設で働きたいという保育士さんも増えておる。
「施設の数」「希望者」が釣り合っていないのね。
さよう。だから施設が求人を出しても応募が殺到してすぐに募集をストップさせてしまう。それに対処するためにほとんどの求人が「非公開求人」となってるぞえ。  
「病児保育」はとても狭き門なのね…。

 「病児保育施設」は保護者からのニーズが増えているのはもちろん、その仕事に魅力を感じている保育士も多く、現在応募が殺到しています。その反面、施設の数は非常に少なくそのほとんどが都市部に集中しているのもあり転職することは非常に困難です。

 施設側も募集する際には応募が殺到して混乱しないように「非公開求人」とする場合が多くあります。「非公開求人」とはおおやけに募集していない求人の事。良い条件の求人ほど「非公開求人」になってる場合がほとんどです。

「保育士転職サイト」で求人をチェック!

プランテル商品
非公開の求人が多いなんて、じゃあどうやって職場を探せばいいの?
「保育士転職サイト」を覗いてみてはどうじゃ?ここにはもちろん公開している病児保育の求人があるし、会員登録すれば「非公開求人」も紹介してくれるぞよ。
じゃあ「病児保育」に転職する際は「保育士転職サイト」に会員登録することが必須ね!

 「病児保育」の現場に転職する際は人材紹介機関で公開している求人だけ見て転職するのではなく、「非公開求人」もチェックすることが大事。「保育士転職サイト」では会員登録することによって専属のアドバイザーが付くのでやり取りする中で「非公開求人」も紹介してくれるでしょう。

プランテル商品
「保育士転職サイトを使おう!」…って思ったはいいけどたくさんあってどのサイトを使えばいいかわからないわね…。
ワシのおススメ保育士転職サイトはこの2つ!業界内でもとても評価の高いサイトじゃ!

◆マイナビ保育士 

東京オススメの求人サイト


◆保育ひろば 

東京オススメの求人サイト2

この2つの転職サイトは転職の利用者からの評判が良いので登録しておいて間違いありません。

また利用者のリアルな口コミを参考にするのもとても重要になってきます。実際に転職した人が何を便利だと思ったのか、どんな部分が気に入らなかったのか赤裸々に書いてありますので転職の参考になること間違いなしです。

口コミとアドバイザー、この2つをうまく活用してあなたにピッタリの職場を探してみて下さい。

まとめ

「病児保育」のこと、なんとなくわかってきたわ。
病気の子どもを預かる以上、現場はとても大変じゃがその分「やりがい」もひとしおじゃな。しかしその反面まだまだ施設の数は少ないし求人も少ない。
そして給料や待遇面も決して「安定している」とは言えないわね。
さよう。しかし保護者からも保育士さんからも「病児保育」は今非常に注目されておるから、これからもうちっと環境が改善されて働きやすい職場になればええな。
まずは「保育士転職サイト」に会員登録してみて、良い求人がないかチェックしてみるわ!

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

その他の特集

PAGE TOP